四季折々のおもてなし〜千年の時を超え蘇る草花〜
源氏物語にも登場する希少な植物の保護と、
絶滅が危惧される植物の保全と生物多様性を図り、
自然との共生を目指します。
緑化プランは、平安時代に紫式部がこよなく愛し、目にし、触れたであろう源氏物語に登場する植物の中から、植栽地の環境に適応した60種類を選定し、千年の時を超えて、当時の植生を復元させます。そして「紫の道」に相応しく紫色の花を咲かせるフジなどの他、四季を彩るような植栽を行います。
その中には「絶滅危惧種」に指定されているムラサキとフジバカマ、「滋賀県で大切にすべき野生生物」に選定されているキキョウ、ノカンゾウ等の貴重な植物もあり、育成管理を行うことで歴史的景観や種の保全の一助になると考えます。またビオトープにおいては、ショウブ、セリ、ハス、ヨシといった水生植物を配して水質浄化や琵琶湖の縮図ともいえる生物多様性を実現します。
絶滅危惧種や滋賀県の稀少な植物をはじめ四季折々の草花が年間を通して、紫式部が歩いた参詣道を彩ります。
紫式部が寵愛した源氏物語に登場する草花が年間を通して咲き誇り、四季折々の彩りで参詣者を楽しませます。かつて紫式部が愛した四季を彩る草花に想いを馳せつつ、貴重な植物を通して歴史的景観や種の保全の一助となるよう意義ある緑豊かな道を再生します。
植栽リスト(■は第一期計画地に植栽する草花)
- イロハモミジ
- カツラ株立
- シダレヤナギ
- クロマツ
- ベニシダレザクラ
- ウメ(自然樹形)
- トチノキ
- モクゲンジ
- マユミ
- ヤブツバキ
- マサキ
- ムクゲ
- サカキ
- タチバナ
- ウツギ
- クチナシ
- クルメツツジ
- コバノミツバツツジ
- コムラサキ
- サツキツツジ(既存)
- ツゲ(列植)
- ヒラドツツジ(既存)
- フジ
- ミツマタ
- ミヤマシキミ
- ヤマツツジ
- ヤマブキ
- アイ
- アサガオ
- アジュガ
- アヤメ
- オミナエシ
- カワラナデシコ
- キキョウ
- キク
- コギク
- コケ
- ササ
- シオン
- ショウブ
- ススキ
- セリ
- ダルマギク
- ツワブキ
- ノイバラ
- ノカンゾウ
- ノコンギク
- ハギ
- ハス
- フジバカマ
- フタバアオイ
- フユアオイ
- ミヤコワスレ
- ムラサキ
- ヤブコウジ
- ユウガオ
- ユリ
- ヨシ
- リンドウ
- ワレモコウ
(■は第一期計画地に植栽する草花)