伽藍山からの山水と田土という生きた土を用いたビオトープは、ショウブ、ハス、ヨシ、セリといった源氏物語に登場する水生植物で構成されております。生物多様性を創出し、小鳥や昆虫などを身近に観察でき、子供から大人まで楽しめる人と自然が触れ合えるエリアになりました。
また、源氏物語の草花に関するメッセージボードも設置しておりますのでこちらもご覧ください。

平安時代からつづく雅な宮中行事「曲水の宴」の様子を模した花壇に、大小合わせ７基の盃のオブジェクトを配し、流れる水に浮かぶ盃を表現しています。
絶滅危惧種に指定される「ムラサキ」と「フジバカマ」は、源氏物語に登場する植物の中でも最も注目すべき植物です。また「滋賀県で大切にすべき野生生物」に選定されているキキョウ、ノカンゾウといった貴重な植物を曲水エリアの植栽に取り入れております。
日本古来の植生保全と未来へ向けての育成を目指し、伝統文化を継承するエリアとなりました。